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2003.12.09

12・8

昨日、12月8日はJohn Lennonの命日だった。
そして太平洋戦争開戦の日でもあるね。

昨日から家で何度もImagineを聴いている、繰り返し繰り返し。毎年そうだ、自分の俗物さに呆れ返るが、そんなヤツはごまんと居るだろう。ベッドサイドにあるTVには首相の顔がアップになって映っている。チャンネルを変えると、日の丸のついた輸送機が格納庫の前に置かれた映像が流れている。さっきから部屋のエアコンはカタカタと安っぽい音をさせながら私の後頭部めがけて温風を吐き続けている。冷え切った部屋をゆっくり眠れるようにするためには、もう少しかかりそうだ。明日は少し面倒な仕事をこなさなければいけない、早く寝なければ。

静かな、初冬の夜だ。

こんな、何かを考えているような何も考えていないような、あいまいな時間を何年も続けてきた、繰り返し繰り返し。

小学生だったあの日、1面トップに丸めがねの顔写真が載った新聞が、家のポストに入っていた。祖母が大事に育てていた実家の庭の紅い寒椿と新聞のインクの臭いを今も思い出す。1980年12月8日はそうして記憶された。

「天国なんか無いと思ってごらん」と言っていたのに、あの日天国へ行ってしまったJohnよ、あなたがImagineを歌った頃に生まれた私たちは、こうして大人になった。今、あなたの丸めがねの向こうからは何が見えますか?

10代の頃も、20代の頃も、そして30代になっても、あの12月8日以来ちっとも変わらない問いを抱えて、今年ももう師走半ばだ。

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Tracked on 2004.02.04 02:34 PM

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