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2003.12.03

パリの地下鉄楽団

なぜかフランス。
このblogのタイトルもフランス語だったりする。ちょっと思い出したので書いておこう。

もう3年前になるかな、フランスに長期赴任していた両親を頼ってパリを訪れた。Les Hallesにあるレジデンシャルホテル(ウイークリーマンションのようなもの)の最上階に陣取って、ここを寝城にパリを朝から晩までウロウロしていた。足はmétroとRER、そして自分の脚。まさに脚が棒になるまでうろつきまわったのであった。

パリはいたる所でストリートミュージシャンが演奏している。ラテン系の楽団だったり、チェロの独奏だったり。お約束のパントマイムとか手回しオルガンとか、ああやっぱりな風景も展開されている。

さて、朝から宿を抜け出し最寄り駅から回数券を使ってmétroでゴトゴト散歩に出かける。métroのChâteletとLes Hallesと、RERのChâtelet-Les Hallesは複数の路線の乗換駅で複雑につながっており、一大地下街を形成している。巨大ショッピングモールForum des Hallesにもつながっていて、東京で言えば池袋に近い雰囲気。(Forum des Hallesなんか、サンシャインシティとそっくり(^^;;)ひとしきりウロウロし終わるとまたChâteletに戻ってくる。なんか、東京に居るのと同じだ。実家(新宿)に戻ってくる雰囲気に似てて、帰宅の安心感がある。手動式のドアを開けて下車、地下をトボトボLes Halles方面に向かう。

その時だった。電車が出て行き騒音が消えた瞬間、コンコースの向こうからエコーに包まれたバッハのアリアが聞こえてきた。音の源に吸い寄せられるように導かれてたどり着くと、ホンモノの室内楽が演奏している。ものすごく上手い!しかもコンコースの一部がホールのようになっており、絶妙な反響感で気持ちの良い音だ。

・・・聞きしに勝るパリの地下鉄楽団。こんなに身近にクラシック音楽に触れられるなんて、なんて幸せなんだろう。ホンモノのものすごさを見せ付けられた感じがした。

それに引きかえ、この国の首都圏の駅のなんと殺風景なことか。

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