冬の匂い、雪の音
このところめっきり寒くなってきて、横浜もようやく冬らしくなってきた。
私は北国生まれで、東京と郷里を行ったり来たりする子供時代を送った。今でも雪が降るような寒い時期になると子供の頃の感覚がよみがえってくることがある。大人になると忘れかけてしまう、子供の持つ鋭敏な感覚。冬の匂い、雪の音。 感じたことがあるでしょうか?
なかなか言葉では表現できないものではあるのですが、確かに今でも感じることはできるのです。
(たぶん)私と同じように感じとって、表現に残すことができた人たちが居る。
Frantz Schubertの歌曲「Winterreise(冬の旅)」。(原詩はWilhelm Mueller作)ぜひ、Fischer Dieskau の穏やかで端正なドイツ語で聴いていただきたい。
冬の情景と静かな孤独感が、雪のように降り注ぐことだろう。
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