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2004.02.22

Jupiter

売れているそうです。CDショップで1位だった。ホルストの組曲「惑星」の4曲目「木星」を使ったカバーですね。
平原綾香という新人の方が歌っているそうです。なかなかDivaっぷりを披露してくれています。

私も聞き覚えのあるメロディーと日本語の歌詞の組み合わせに「おやぁ??」と思って引っかかりました、まんまと。・・・っていうか、聞き覚えがあるどころじゃなくって、昔、吹奏楽でこの曲演奏したことがあんのよ、私。ある意味、直球で引っかかるよなぁ。旋律の持つ強さという部分では、最強クラスの曲を使ってるので「ガツン」ときました。いやいや、やってくれるな。

さて、作曲者ギュスターヴ・ホルストの民俗音楽への研究はすごかったらしく、この旋律もスコットランドのものを取り入れたと教わった覚えがあります。ご承知のとおり、スコットランド・ウェールズ・アイルランドとフランスの一部(ブルターニュ)は「ケルト」という民族・文化圏に属していて独特の音楽性を持っています。大きな特徴は、とてもきれいな旋律と少し哀調のある和声でしょうか。有名なのは「蛍の光」とか「アメイジンググレイス」がこの系列ですね。賛美歌として歌われているものの中にも多く含まれています。詩篇23とかそんな感じかな。

・・・そういえば、U2はアイリッシュだし、遊佐未森さんもアイルランドに入れ込んでいたなぁ。
私も何かひっかかって、こちら側のセンサーが反応しているような気がする。フランス行っても、ノルマンディ西部からブルターニュ方面が気になって行ってみたり。アイルランドにはぜひ一度行ってみたいし。

以前も書いたと思うんだけど、ある音楽・旋律のもつ「普遍的なチカラ」って何だろう?とよく思うわけです。
売れる売れないに関わらず、そんな音楽の力を引っぱり出して聞かせてくれるアーティストが増えてくれるのは大歓迎だね、ジャンル・洋楽邦楽問わず、うん。

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