月の土地
「月の土地、買いませんか?」ってな話がある。
ロマンチックで夢のある買い物、だそうだ。
実際、身近に買ったヤツが居る。
・・・・寝ぼけたこと言ってんじゃねえよ。
売っている会社のページには法律的な権利の由来らしきものが書いてある。んが、なんだこりゃ? 合法的なのかもしれないが、「誰のものでもないものは勝手に売り買いしていい」のか?
それを売り買いして商売のネタにされて、乗っかっちゃって、「ロマンチックで夢のある話だろ?」なーんて、なに考えてんだよ。
こういう神経、よくわからん。
悪いが、僕は買わないね。
宇宙モノは大好きだが、そういう話はお断りだ。
地球の外は今のところ誰のものでもないからいいんだよ、とりあえず。アメリカのものでも、ロシアのものでも、まして一個人のものでもない。人類の所有すべきものでもないかもしれん。
私はいわゆる無政府主義者でも共産主義者でもないから私有財産権を否定するつもりは無いが、僕らが立っている地球の土地ですら、人類にとっては「借り物」だと思ってる。
とりあえず「僕らが生きている間、ちょっとこの辺で暮らさせてくれぃ」位の意識だ。
住むことも、寝っころがることも、花の1本も植えることのできない土地なんぞにびた1文も払う気は無い。
「夢の無いヤツ」と笑いたければ、笑うがいい。
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念のために書いておくぞ。
コレを売っている会社にケンカを売るつもりも無いし、買ったヤツをどうこう言うつもりも無い。
選択肢はあなたと私に平等にある。 選択と放棄の自由と権利こそ、民主主義の鉄則だから。
「私はそれを選択しない」 そして、その理由を私は持っている。 以上、勘違いのなきよう。
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