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2004.06.17

未来のお客様-1

「売ること」って大変だ。
それが「モノ」であっても、「サービス」であっても。

今いますぐ売った買ったの話でなくても、経済活動には売り手(または造り手)と買い手(=顧客)が居る。顧客をどう納得させるか。いや、単純な目の前の「CustomerSatisfaction=顧客満足」の話ではなくて・・・。

モノを買うにはそれに応じた対価とか資格が必要。ええ、買うには資金が必要です、だから子供には買えないものもある。免許を持っていなければ買っても意味の無いものもある、たとえば一番端的なのはクルマ。
だからといって、今そこにいる顧客(買えるオトナ)だけへ向いていたのでは、もはや片手落ちの気がする。

すこし前、ツインリンクもてぎで開催されたVWのFestへ行ったりしてみて、ふと考えた。

これは既に既存の顧客たるVWユーザに対する「お子様や家族連れでどーぞ」+「新型Golf-Vどうでしょう?」なイベントだったんだけど、ビートルやタイプ2に群がる子供たちを見ていて、思った。この子供たちの何割かは将来VWを買う事になるんだろうなぁ、と。今年の収支決算や売り上げ台数などの金銭価値にすぐ直結しないとは思うが、ここにいる彼ら彼女らは、将来免許を取ったあかつきにはVWを買う可能性が高い、「未来のお客様」たちなのだ。たぶん、VWもVGJもそれも見越してこのイベントをしているのか?と思われた。

たとえば、空冷タイプ2は今でも通称「ネコバス」と子供たちが呼ぶほど人気がある。軽1ボックスでレプリカを造ったら結構売れちゃったりしてる(えー、商標はどうなってるんでしょ?)し、ビートルもゴルフも「家のクルマ」としてお子様に十分にinputされちゃうわけだ。

かくいう私も、親族の家にあったメルセデスをディーラーであるヤナセへ持っていった時、当時最終型だった空冷ビートル(1974年の1303と思う)の展示車にいたくご執心であった(これも銀色だったっけ)。数日後、ディーラーから私宛に絵葉書が届いた。VWの宣伝用絵葉書をまだ幼稚園児の私宛に送ったのだった。もー、そりゃシビレますよ。子供だし^^。

20年後、そして30年後の今、私はVWユーザになっている。ヤナセ扱いではなくなってしまったが、当時の営業さんの洒落た計らいが結果としてVWの「未来のお客様」を立派に育ててしまったわけだ。そして今月もローンを払い続けるwオトナである。

これを「洗脳」と見るか、「幸せな消費」と見るか、単なる思い込みとしてしまうか。もしくは、その「気持ちを裏切らない」商品を何年も何十年も先まで造り続けることが出来るか。少なくともVWに関しては、裏切られなかったことは事実。そしてその姿勢は今年も変わってないことを感じたのであった。

わたくし目もメーカーサイドのエンジニアとして、
「裏切らないモノ造り」を続けていければ・・・と想う今日この頃でした。

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