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2004.06.30

未来のお客様-最終章

えー、クルマの話じゃありませんので悪しからず(^^

先月から今月はいろいろな研究所を廻って「へぇー」「ほぉー」を沢山感じた。
そこから「未来のお客様」テーマで切り出してみたい。

1:NHK放送技術研究所 in砧
あれだ、ハイビジョンやら立体映像やら展示して見せてくれる、「公共放送」の持つ研究所の公開に行ってきた。意外と技術者っぽい参加者は少なく、近所のオバチャン、お子様がワラワラ入ってくる。私は仕事柄、撮像素子や映像デバイス(有機ELとか薄膜Trフレキシブルディスプレイとか)にものごっつう興味があって行っていたのだけれど

前記のように、お客さんのほとんどがいわゆる一般People。展示員にコアな質問して神妙な顔をさせてしまうのはオイラの職業病かぃ。それ以外の人は「かっちょいい映像」や「便利そうなAV機器」に興味深々。そうねぇ、インフラ・プラットフォームを作るのがNHKのお仕事。それの応用機器は日進月歩で進んでいるね。家電店へ行って高そうなフラットTVやHDD+DVDレコーダ・BlueLayDiscなんか見ても、値段にビックリして意外と実感沸かないが、総本山で「こんなこと出来ちゃう」「こんなものも見れて撮れるよー」をいっぱい見たら、なんか数年後には買ってそうな感じもする。実動している「次のウチの茶の間」をイメージするのにはもってこいの展示でした。僕らも「お客様」になれるのかしらん?
ま、その前に規格の安定が先決だけどね。買っても買ってもコロコロ変わって長続きしない規格は、とても買う気にならないぞ!


2:東京大学生産技術研究所 in駒場(II)リサーチキャンパス
こっちは「マジ仕事モード」で行ったので、その辺の中身は詳しくかけません^^;; ゴメン。
#んー、恩師と研究室で「最近の技術動向」を語りながらお茶してた、つーくらいは書いても可だろうけど。

仕事の話は別にして、「未来の『お客様』」ではなくて『学生』について考えてみた。ま、学校って所は授業料払って好きで行くんだから「お客様」という概念から大きく外れるものでもないし、教員はある程度「サービス業」だから。

ここでは「中高生のための研究所公開・ご案内」、というものを毎年やっている(私が在籍している頃からあった)。子供たちの理科・科学離れが言われるようになってずいぶん経つが、そーいう道に進んでみたいという子供は少なくなっても必ずいる。大人になってエンジニアや研究者になっても、ちーっとも報われずコキ使われちゃう現実を知っていても、「どうしてもそれがやりたいんだよー」という学生は居るものなんだよ。だからね、ちゃんと「ここへ来ればこんなことが出来るよ」って伝えてあげなきゃいけない、それをやっているんだ。「顧客(=学生)予備軍を満足させるためには」もしくは「未来の学生(=顧客)を育てるためには」、きちんと情報開示しなきゃ。

奇しくも国立大学も「独立行政法人」に変革しようとしている。真っ当な対価で真っ当な教育・研究を提供するのは、もはや私企業と同じく最低条件なんだよね。あ、「学生におもねろ」とは言ってないからね。「もうちょっと身銭払ってももう一段勉強したろ」と思わせられるか、が勝負。
そう、いまでも身銭払ってますよ、私も。奨学金の返済に給料の一部をきちんと持っていかれてる。それを後悔する気はまったく無いんだから、私にとっては真っ当な費用対効果であったと思われ。

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