Connexion By Boeing
ひと月ほど前の記事なんだけど。
儲からないから止めちゃうんだって。
利用する人が少なく、発展が望めないから、
だそうだ。
飛んでる間も、netができる。
便利なのかもしれないが、
実際にする人は少なかったということか。
国内線もやるのかなーと思っていたら、
その前にやめちゃうのね。
・・そりゃそうだ。
私は、空の上に居る時くらいは、
地上の雑事から離れていたい。
機内で"仕事"しなければいけないなんて
まっぴらだ。
#いや、飛行機じゃないけど、新幹線の中で
ケータイ片手に上司とみっちり仕事したことはあります・・。
もー、そんなのは二度とやりたくないよー。
出張の往復便だったら、なおさら、ねぇ、
利用する人も少なかったでしょう。
ただ、この「儲からないから止める」というスタンスは
気に入らないんだなー。
航空機公衆電話というサービスも
いつの間にか消えてしまった。
少なくとも極少数のユーザーは使っていただろうし、
「本当にどうしようもなく"絶対に"連絡が必要」な
世界をまたに駆けたビジネスマンもおっただろう。
こういう通信手段って、いわば「インフラ」なのであって、
儲からないから止めちゃう、という性格のものではないよなぁ。
一旦始めたら、責任を持つ、
だから私企業でも
イニシアチブを持った(独占)ビジネスができてるわけで。
こういう根幹的な部分をバッサリ切り捨てていくのを、
メーカーでもありシステムプロバイダーも兼ねている企業が
率先してやっちゃっていいんだろうか?
あなたは耐えられますか?
少なくとも、私はいやな感じがするんですけれども。
なんかねぇ、郵便や金融や交通のネットワークを
バッサリ捨ててっちゃうのと、近いような気がしてね。
数年前、ある県の突端の村で
ぽつんと一軒の郵便局(ATMあり)と公衆電話があるのを見たときに
人のいる国土に血が通う・・という感覚を得たことがあるんですよ。
#通信網は、神経系、かもしれないけど・・。
そこに設置して機能していれば、
きっと誰かが、いつか使って、役に立つ、
そういうやさしさも大事だと思うんだよなー。
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ちょと追記:
やー、Universal serviceだという考え方と、
Ubiquitousであることを目指す根幹って、つながってるよね。
(逆に私有化・専有化・私企業化というのは
Anti-CommonsもしくはAnti-Publicなのであって)
それはInfra=Lifelineになっていくなかで当然だと思っています。
UbiquitousであることそのものがLifelineの本質に近づくわけですから。
Computer/Netのいろいろありきではなくって、
昔から目指した(130年かけて構築した)
「いつでも、どこでも、だれでも」
手紙が届いたり電話ができたり
年金受け取れたりするっていうこと、
大事にしなきゃなぁ、って思うんです。
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