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2006.11.12

Expected way

僕は振り返れずに
誰かの呼び止める声にも...
この手でドアを開けて
新しい道を見ている
(Expected way/YMO:Yukihiro Takahashi)

新しい道ができると、少しうれしい。
座標軸上の地点としては同じであっても、
今までの街とは異なった表情を見せ始めるから。
昔馴染みの街角であることは変わらない
はずなのだが。

お台場のビックサイトからの帰り、
まん前の交差点の青看板には
直進が晴海方面と書いてあった。

まっすぐ走り続けると、
テニス場の横を抜けて、噂のオリンピック予定地を過ぎ、
昔はガス工場の石炭貯蔵地だった辺りで直角に曲がり、
さらに新豊洲という角で曲がり、
晴海の大きな交差点に出た。

その間、お台場付近の高層ビルやレインボーブリッジと
芝浦側の倉庫群越しの東京タワー等を一望しながら
ちょっとした気持ちのよいドライブができた。

昔はあれだけ時間がかかった区間を
あっという間に通過していく。
こういう新しい道は、一種のワープ体験をもたらしてくれる。

少し前まで、晴海通りの交差点は直角に曲がっていて
行き止まり感があった。
お台場から東雲経由で豊洲を抜けて
都心方面へ向かうには、
結構な回り道をしていたことになる。

交差点の角の、
今はトリトンというビルになってしまった一角は
昔は先鋭的な集合住宅と、自動車教習所があった。
(コヤマドライビングスクール晴海校、
 私は10数年前、ココで免許とったのだ^^;;;)
ちょと隔絶された未開地の雰囲気もあった。

それはちょうど、いま現在で言えば、お台場より先、
科学未来館のある青海地区に似た、未完成感。

これからこの交差点付近は、
普通の街の交差点として日常に溶け込んでいくのだろう。
住む人が居て、コンビニがあったりして、
クルマだけでなくて、人が行き交う街になっていく。

このへんの地図を見てみたい場合。

同じようにワープ感があるのは、
川崎・城南方面からお台場にアクセスしようと思ったとき。
前は芝浦まで行ってレインボーを渡るか
わざわざ首都高に乗って東京港トンネルを抜けるか
そんな感じだった。
いつの間にやら謎の海底トンネルができて
城南島からテレコムタウンの先へアクセスするものができた。
#埋め立て工事のためかなり以前から掘ってあったらしいが・・。
このへんはまだ埋立地の突端っぽいので
街になるには相当かかりそうだが・・・。

ところで、
もともと混み合っている場所にビルおっ建てたり、
郊外のバイパス沿いに大規模店舗を集めてみたり、
新しい店やプレイスポットができるなんてことは、
実は個人的にはあまり興味が無い。
テナントだブランドショップだなどというのは、
街そのものの骨格を変えるわけではなく、ただの看板だ。
むしろその商業施設が飽きられ廃棄してしまえば
街全体を道連れにしてしまう危険性もはらむ。
#飽きないよう、テナントを使い捨てにするのも多い。

旧来からある鉄道の駅などでも同じだ。
駅をはさんで反対側がどうしても発展しないという例は
よく見られるだろう。流れを考えないで遮断してしまうから。

それでもずいぶん変わりつつあるのは
品川や川崎や、地方でも札幌の北口なども数多くあるが、
大型商業施設や有名ショップができたというよりも先に
反対側へ行くことが容易になった、ことが大きいと思う。

新しい道ができるというのは、
街の骨格・回路が増えていくこと。
単純な開発や発展ではなくて、往来や行動の自由が増すこと。

まず、ドアを開ける工夫をしてみよう。
希望の風が吹き抜けて、
新しい道が目の前に開ける。

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