Like a Science Fiction
仮にもだ、
機械が兵器を生産するように、
人間が生まれてくるとしたら。
『柳沢厚労相 女性を「出産する機械」とも例える発言』
この男が言っている事は、
極言すれば、そういうことになる。
安っぽいSFでもあるまいし、
まさかこんなことを平気で言うようになるなんて!!
このweblogにおいて、
できるだけ政治的志向は避けてきたつもり。
だからこのエントリーだって政治的な「どっち」ではないことを
ご承知いただきたい。
#いわゆる"Liberal"的な発言が多かったことは事実。
ただ、どうあったって、
人間そのものをモノのように扱うなんて、
どんな思想信条であっても許されるべきではない。
「女性に」とかなんとか言う前に
人類にとって失礼、を通り越して
「有害」だよ、こういう発言。
そんな身の毛もよだつ世界で苦闘する姿が描かれた
いわゆるSFや空想科学物語(漫画=Animation含む)
に相当する物語をたくさん見てきた世代ではある。
#つい先日も、1本鑑賞して、ちょっと考察に入っているところ。
まさか、そういった絵空事(荒唐無稽かもしれない)が
Realな今日に繋がってるなんて、公式には想いたくも無いが。
AsimovだってA.C.ClarkeだってOrwellだってAtwoodだって、
MiyazakiだってOtomoだってAnnoだって、
あまたの作家は、あくまでもフィクションだったから、
描けたんだと思う。
空想だからこその、警鐘。
空想だからこその、啓示。
空想だったから知ることができた、数々の思想。
そして、過去の不幸な過ちへの反省と教訓。
しかしながら、気づいたら、
こんなことを平気で言う実在の人物が居る時代になっていた。
極言すれば、
機械が兵器を生産するように、
人間が生まれてくるとしたら。
兵器をチューンナップするように、
人間を"整備=教育"するとしたら。
整備された兵器を配備するように
人間を前線に投入したら。
極言かもしれない。
いや、ここで言っているこの戯言は
極言であってほしいと願う。
でも、こういう思想の人物が政治家だってのは、
フィクションじゃない。
繰り返す、
こういう思想の人物達が我が国の政治家だってのは、
もはやフィクションじゃないんだ!
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Comments
この発言をした人に子供や孫や奥さんがいるのかどうなのか知らないけど
「やだ、この人家族をどういう目で見てるのかしら」って思うわね。
ま、普段からこんなこと考えてるんだとしたら、オナカの黒さを自分から見せちゃったわねー…って思われても仕方ないわねぇ。
Posted by: 一児の母 | 2007.01.29 02:10 AM
どもー>一児の母さん
この件に関しては、
我が家ではカミサンの一言がズバっとはまったです。
『「アンタ、誰からどうやって生まれて育ってきたのさ」って言ってやりたいね。バカだねー、こういうこと言う男』
・・んん。そのとおりかも。
いやぁ、カーチャンにはかなわない筈です、
政治家だって軍人だって誰だって、
万国共通、母親に礼を失して勝てる男など何処にもおらん。
Posted by: lucifer | 2007.01.29 02:44 AM