オープン・3考
高速道路を走りながら。
すごく高価で高級な
クーペタイプのオープンが横を追い越していく。
あぁ、いいよねぇ、オープン。
私も、どっか憧れがある。
空とともに走る開放感、
クルマ好き、運転好きならなおさら。
でも、そういったクルマはだいたい
高くて大きくて、身の丈とは言えない。
こういう車種でのバリエーションは、
威圧感と共にあるような存在だから
その属性があまり好きでない私には
グッとこないのではありますが・・。
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いや、軽にだってコンパクトにだって
ライトウェイトスポーツならなおさら、
立派なオープンはあるじゃないですか。
ロードスター、コペン、マイクラ、207cc、Eos、
古くはビートからエリーゼの域まで。
ドライブを楽しむためのクルマの本質なら、
小さくても、小さいからこそ
ひらりひらりと空気を連れて走る楽しみに
あるだろう。
もう片一方のクルマの本質、
「誰よりも遠くへ、できるだけ速く」移動する道具
そういった志向・嗜好の外に私が出る日が来るならば、
車内を季節の風が通り抜けて、
日の光は頭上に降り注ぐのだろうか。
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ショッピングセンターの駐車場にて。
水色のハイブリッドカーが停まっている。
もうずいぶん普通に見慣れたクルマになったな。
このクルマのルーフからリアにかけて
なだらかに絞り込んだ形状になっている。
空力に沿った形なのだな。
ふと、こんな絵が頭をよぎる。
あの絞り込んだリアの斜めの部分が
すーっと開いて、
メタルトップが格納されて、屋根が開いたら・・・。
そうなのだ、
ハイブリッドのオープンはまだ無い。
空気を(できるだけ)汚さないクルマにこそ
新鮮な空気を満喫できる資格が
あるはずだ。
たぶん、きっと、いつか、
そんなクルマが現れることを
密かに期待している。
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Comments
もうかな~り前のこと。
喫茶店でコーヒーを飲んでますってぇ~と、知り合いが、
「乗ってきなよ」
と言って、ポーンと鍵を投げてきまして、表に出ると、MG RV8でした。
ちっこいボディーに、レンジローバーと基本は同じ「オールズモービル」のV8が、暴力的な加速感を演出してましたっけ。
コーナリング中に段差を乗り越えると、笑っちゃうほど古典的な挙動。
エコとは正反対の、オープンの試乗記でした。
Posted by: すーじー | 2007.10.01 10:55 PM
どもー
>すーじーさん、
こらまたどうも!
V8ですかー。。
漢のマシーンですなぁ。
古典的な乗り味、
それはそれで憧れってもんですよね。じゃじゃ馬を駆る、クルマ好きのまた一方の願望でもありそうで。バイクが近い感じですか。
ともかく、内燃機の行く末には悩ましい時代ですねぇー。
Posted by: lucifer@W-ZERO3 | 2007.10.03 10:34 PM