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2007.12.27

去り行く者へ/07

今年も残すところ数日で、
お仕事自体もどーんとどん詰まり。

「茄子が棒」という時期を過ぎると
去って行く者の話がやはり聞こえてくる。

身近な話と、もう少し広めな話と、
考えてみた。

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まだまだ若手だと思っていたC君が
いつの間にやら新たな道を切り開いていて
年末の忙しい時期にバタバタと引越しして
この街を去る。

なんか覇気がない時期があったりして
ちょっと心配だったんだけど、
そうかそういうことなら大丈夫だね。

まだ初期の頃、どうしてもそれを使わなければ
律速(停滞だな)してしまうプロジェクトがあって、
あるシステムの面倒くさい動かし方を
君が自ら習いに来たのを覚えてる。

今ならそのセクションに何人かは
自分で廻せる人を配置できたから
あの時みたいに神妙な顔で突っついてみる体験は
もうしなくてよいのかもしれないが・・。

ある打ち合わせで開口一番大声で「ごめんなさい」と言って
同席したお偉方を慌てさせた事件もあったっけ。
ただこれは逆に、内情を知っていた僕らは
正直もんのいい部分で、拍手したいくらいだったさ。

表面上は商売的にはマズかったのかもしれないけど、
君が3日前からセットアップしようと徹夜までした結果で
自分らのミスであったことを明かして正直に謝ったこと、
責任者より先に実施者/エンジニアとして謝れたこと、
その勇気はとても尊いと思ってるよ。

でも、なんかあると「反省します!」と言って
床屋行ってアタマ丸めてボウズにしてしまうのは
もう止めたほうがいいとおもうよ・・・(汗

これからはもう少し大きな組織だけど
やりたい事がゴロゴロしているんだろうから
君ならではの「夢の力」を発揮して
ワクワクするものを造ってくれよな!

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どこの組織も同じようなことが発生していると思うのだが
「2007年問題」と呼ばれる、マスが去っていく現実がある。
「団塊の世代」の卒業は、この先、数年にわたって続く。

反感反動いろいろあるのだが、
変にバイタリティのある彼らの行動と人数からして
今までの主戦力であったことは確かだ。

#実は私が、本当に問題アリと感じているのは
 ダンカイの少し下の世代のほうなのだが。

さて、今の社会のだいぶの部分が
彼らとともにあって、綻んだり崩れたりしている。
このままほっとけない危機状態にあるよね。

私個人は、彼らに対してこんな見方をしている。

かつて、私たちが生まれる頃に
"運動"していた世代なのだよね。

かつて社会を変えたいと思った人たちが
商業的社会人=現役になったとたん
その後すっかり鳴りを潜めたこともあって、
豹変振りを伝説的に聞き知り、
僕ら少々、不信の目で見てきた。

これからは、商売ベースからは去っていくのだが、
それは企業論理や利害の足枷が外れると言うこと。

そうすれば、
仕事や商売抜きで自由に発言したっていい
社会活動や投票だって、思うようにできると思う。
現役時代には諸々の事情でできなかった
本当は言いたかった事が、今度こそ言える。

ここで、ちょっと考えてみてほしい。

彼らの子供にあたる世代も入社して数年、
すっかり実務に溶け込んでいる。
しかし同時にこれからの主戦力になる世代は
深刻な労働環境の悪化に巻き込まれ、
将来の不安を常に感じている。
連日のニュースを確認するまでもなく、
「働けど働けど・・・」に苦しんでいる。

ダンカイの皆さん、
あなたの子供たちは今、社会の中で苦しんでますよ。
すごく大変だけれども、僕らも一緒に
この先も現役として漕ぎ続けなきゃいけない。

「共闘」は得意でしたよね?
商業的組織を抜ける今からこそ、
縦横無尽な共同戦線がつくれますよね?

この歌を歌った人があなたたちと同世代であること、
それを信じて、先輩たちの"卒業"への祝辞にしたい。

 ここから行くべきその道はどこかと
 できるならもう一度捜さないか
 戦える僕らの武器は今何かと
 それを見つけてここへ並ばないか

 僕は諦めない 誰か聞いているか
 僕はここにいる 誰かそばにいるか

 やがていつの日かこの国のすべてを
 僕らがこの手で変えてゆくんだったよね

 あの時掲げた僕らの旗だけが
 一人揺れている 時の風の中で
              (the flag/小田和正)

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