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2007.12.05

45nmの突端にて

この仕事を続けていると、ときたま、
だいぶ不可解な思念に迷い込むことがある。

私の気持ちは、
そのほんの針の先のゴミの上の塵より小さな
細い細い先端の上にちょっと出っ張った突端に設けた、
たったの数原子でできている
薄い薄い壁や柱で支えられた足場の上で、
電子の雨に打たれながら、濡れ鼠で立っている、
そんな感じだ。

時にとても不安でもあり、
だからこそ狙いを定める目標にもなる。

僕らは、その突端に立って、
前を見続ける勇気があるか。

風向きが変っても吹き飛ばされないよう、
しっかり立っているか。

すぐに未来は変らないかもしれないけれど
君のその一手でほんの少しは前に進む、
そう信じて、今日もディスプレイに表示される
些細な数字に一喜一憂している。

今年も幕張辺りでは、
そんな気持ちに苛まれた経験の持ち主達が
硬いコンクリートの床の上を歩いているのだ。

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