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2007.12.09

Reliability

信頼性、という言葉。

一般にはモノの信頼性・品質を言うのだろうが、
会社だって人だって国だって、そうじゃないか。

半導体なんてぇ業種にいるものだから、
この信頼性という単語は頻繁に目にする。

半導体素子はそのまんま使われることはなくて
機器に数多くのパーツとして内蔵されて隠れてしまうので
バラバラと壊れてしまっては
組上げられた製品自体の信用なくなっちゃうもんね。

さて半導体製品や電子部品には
膨大な品質管理のオヤクソクがあって、
基本理念の上に各社のノウハウを含んだ成り立ちをしている。

Googleなどで漁ってみると一発で出てきますが
まあ大手は各社とも「信頼性ハンドブック」なるものを発行している。

読んでみると面白いのだが、
定型的な品質管理の理論とサイエンスを網羅した上で、
「わが社はさらにこうやっています」という
企業秘密ではない範囲で、工夫の一端が見えることがある。

偉いよね、手の内の一部を見せちゃうんだから。

だから逆に、
これを開示したり提供していないようなメーカーは
正直、信用ならない。

「私達はこうやってます」と言えるだけの
自信と誇りと責任を、見せられる形に仕上げてあるのか、
企業に対する信頼性、という眼で見れば
こういった端々の資料にこそ、滲み出てくると思う。

製品の宣伝自体を大々的に派手にしていて、
いくら性能よく大量に安価で提供していたとしても
スタンスを説明できない企業はやっぱり信用ならないし、
造ってる組織のあり方にも信頼の置き所はあるのだ。
たとえば従業員イヂメテ造ってないかいね、とかもね。

たまに目にすることがあるのだが、
「質はどこでもものを云う」という言葉の重み、
わからない人達からは、買いたくないね。

過剰品質ぎみに振れてしまうのが
エンジニアである属性と、日本人の癖であるとしても
卑屈に思ったり、負けを感じたり、恥じることはない。
いや、そういう志向が失われていくことのほうが怖いんだ。

なにも難しく考えることはない、
基本の考え方はこれ一本でいいと思うのだ。
「信頼されたかったら、信頼されるもの造ろうよ。」

製品のReliabilityは、我々へのReliabilityでもある。

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