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2008.05.17

a pocketful of memory

どんどんおっきくなって、
でも、どんどんちっさくなって。

そしてぶっちゃけ、こんなに安くなっていくとは
思わなかった。

買うほうとしても、
こういうものを造るほうとしても。

最近、店頭で市販しているものでは
遂に2GBのmicroSDで1000円を切っている。
Class6の8GBのSDHCで4000円以下、である。
CFの超高速タイプはまだ高価な部類ですが、
容量は32GBなんて、ちょっと前のHDDみたいだ。

今年の終わり頃には、
microSDHCでも16GBとなる模様、
指の爪のような大きさに16GB、なんですね。

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僕の机の上に8年前の8MBのCFがある。
初代IXYdigitalの付属品だったもの。
試しにデジ一眼(D70)に挿してみたら、
JPEGでたったの2枚しか撮れなかった。

今まで、同価格で容量4倍になったら買おうとしてきた。
使いやすさとか増やして安心な感覚がこのくらいだったから。

新製品のハードウェアを買った時点で使えきれてなかった機能を
完全に網羅して余りある容量が、4倍。
JPEGやめてRawにするとか、枚数を倍以上撮れるとか。
英米式ではないのだがQuarter/Quadの概念は理解しやすい。

機器購入に対する最後の追加投資という意味なのだが、
その時点でそれ以上の容量・速度を追加しては
機器設計時の仕様に対してオーバースペックになる場合もある。
#そのあとは旧機種orレガシーデバイス、保守モードという扱いにする。
おおむね2年でそういうチャンスが現れる。

むぅ、これ、クルマとタイヤの関係にも似てますね。
旧車に無理にハイグリップ履いても、使いこなせん。

というわけで、
8>32>128>512>・・・
と来たところで、目測が外れた。

規格はCFからSD主体に、そしてSDHCに、
形状もケータイの影響で極小のmicroSDが主力に。

たった3年前にこんなこと書いてたのにね。
当面の目標であった20GBクラスはもうクリア、
SDHCでもFAT32なのに上限32GBはもう発表済み、
さあさ、どこまで行くでしょう?

容量もMooreの法則なんかより激烈に速くほぼ2倍/年、
価格比なら1年でほぼ4倍を超えてしまった。
#実売価格については、昨今の市況というマジック込みで。

もはや数千円で数GB、
超高速タイプでなければ概ね1GB=500円である。
ちょっと工夫さえすれば、数年前の私のデジ一眼でさえ
8GBならRawでも1000枚以上が撮れる。

あんなちっさなカードに
こんな大量の記録が・・・
感無量である。

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そういったものを造る側としては、
正直、キツイと思うこともいっぱいある。
なんも、そんなにシャカリキにやらんでも・・とも思ったり。

こういうものができるようになった影では
地道だけどおぉっと来るようなブレイクスルーが何度もあった。
その渦中でグラグラしながら実感したという想いも、持っている。
それは今日も明日も、まだまだ続いていくのだ。

何度かこのblogにも書いてたんだが
造ったものが使われる姿を想像することで
私は生業へのモチベーションを保っている。
#スタンスは個人的な志向かもしれないけど。
エンジニア、楽な商売じゃないんだけどさぁ(汗

こんなちっさい、こんなでっかい・はやい、の両面で。
それが、誰でも買える適正な価格で。

バンバン撮って・録音録画して・記録して、
君のポケットには楽しい思い出がいっぱい。
僕らエンジニアはそれを願ってチップを造っている。

もちろん、僕のポケットにもね(^^)。

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Comments

と、本文に書ききれなかった話を。

こんな業務をしていく中で「信頼性」だとか品質にこだわりがちなのは、例えばメモリならば蓄積した思いで・想いを製品の不良で一瞬にして失うとか、ロジックならば動かなくなることでの機会喪失のような、ガッカリ感を生じさせたくないのかもしれない。

たぶん、汎用品だからこそ誰の手にも、自分にも廻ってくるのだが、そこを出入りする信号=情報の意味は唯一無比であるだろうから。

Posted by: luc.@moble | 2008.05.23 09:56 PM

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