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2009.01.27

去り行く者へ/09

歯抜けのように少しづつ去っていく者が増えて。
それはそれは、こんなご時世で悔しいのやら
ここで心機一転を目指す方も含めて、ね。

いま今日現在において、
正規雇用で何かあるわけではないのが
少しばかり救いなのだが。

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隣のシマのプロジェクトにエキスパートで来ていた人が
数人去っていった。

無論、プロジェクト単位での雇用なので
完了すれば「お疲れ様でした」だったのだが
年度内収束の方針に変わったため、
完成せずに契約満了になってしまった。

ちょっと特殊なスキルを要求される業務だったので
同じプロセスを使う何社かを渡ってやってきた人たち。
とはいえ、この先どこに行くにしても
しばらくは皆、厳しいのだろうから、大変だよな。

スキルは身を助けるはず、「手に職」はもっと尊いはず。
しかし、こんなにどこもかしこもだと
逃げ場も救いも、発揮する舞台も、足りない。

もしまた、同じようなプロジェクトが発足したら
彼らは来てくれるだろうか、一緒に仕事してくれるだろうか。

いや、その時までこの業種を続けてくれているだろうか。

ひょっとしたら、ある種の空洞化はこうやってスタートして
人材と技術が失われていくのではないだろうか?

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長年、技術文書と電算設計のプロだったKさんが
このタイミングを潮時に去っていく。

もともと某自動車系からスタートしたキャリアだったそうで
CAD/CAM/CAEが一般的になる過程を見てきた人だ。

この世代の人は、それ以前の手作業な設計というのが
十分にベースにあって仕事をするので、安心できる。
たとえそれがCAD/CAMの画面であっても、
何か不可思議な痕跡を見つければ、即反応するセンスで
「こりゃねーよ?ありえない!」と一言。

私も最初にCADを触ったときは、Kさんが先生だった。
でも残念ながら適性も職域も縁が無かったので
レイヤーにらめっこのシマからは去ってしまったが。

自動車系を辞めた頃は何か方針の違いがあったらしく
その有名な生産方式のことを聞いてみても
よく聞く様な通説や伝聞など、意に介さなかった。
やはり「そりゃねーよ?ありえない!」と一言で。

70年代の洒落たPorsche911をレストアしながら乗っていて
自動車好きのエッセンスはしっかり持ち続けていましたね。

彼もまた次はどこへ行くかは、私は知らない。
聞けば教えてくれると思うけどね、今日は聞かなかった。

ひょっとしたら、
いずれ朝の西湘バイパスで会えるかもしれないからね。

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