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2009.02.10

三方行き止まりの巻。

仕事でさ、「労働安全衛生」的なことをするようになりました。

もちろん専門ではなく、管理に回ったわけでもないので、
現場の実情を睨みながら、なのですが。

自分も働く、というよりは自分が働いてる所だからこそ
安心できる職場にちゃんとしなくちゃなー、という動きです。
このへんは、今の労働安全衛生の「自主管理」っぽい所。
#OHSASとかよくご存知なら、わかります?

そんな資料をちょっとまとめようとして、
いろいろ関連法規だの規定だの施行令だの調べていて、
何ヶ所かの「行き止まり」を発見した。

この行き止まりを生じさせているのは何かとホジってみれば
あーあーあー、ここにも出てきたよ、3つの病巣。

まず、労働安全なり健康なりを主管するのは
『とても評判の悪い例の省庁』でありますが、
こんなにひどい状態だと思わなかった。

労安衛法の類の入り組み様ったら、
わざと難解にしてんじゃねぇかという有様。
まぁ、省庁がくっついたりしている間に肥大化して
ちとも整理できてないのも見られるんですが。

法規のようなものはだいたいそうなのでいまさら驚かないが、
「web上で公開してます」ったって、とても探せたモンじゃない。
ただただ、タイトルもインデックスもないpdfがペタペタ貼ってあって、
検索するにも手の出しようが無いさ。

まぁ、「由らしむべし、知らしむべからず」とは言わないまでも
(知らしむ=公開してるぜ、の最低ラインはあるから)
こうもグッチャグチャにしてあれば、「見えなく」なっている。

pdfをひとつひとつ開けてみたところで、
その中身も、ある地点から進歩が止まっている。

ひょっとするとこれは、省庁・法規としての責任を
放棄して、放置してしまったのではないか・・。

これさ、
「クニが指示しないで自主管理のほうがよい」
を、言い訳に
「クニがやるの面倒いから勝手にどーぞ」
「自主管理だから、もう知らね」
・・そうにしか、見えねーぞ、これ。

たぶん、邪推でもなんでもなくって、
「小さな政府」は「骨抜きの省庁」を生んだね。
それが最も現れてるのが、労働と健康と福祉を見るはずの
『とても評判の悪い例の省庁』であるのが、現実だ。

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まあまあ、じゃあもうちょっと実務レベルの資料を探そう
安全マニュアルの見本になりそうなものを手本に・・
ということになって、タイトルまで探し当てたのが
某首都の自治体が発行していた資料だったのだが・・・。

確かに、監督実務は自治体だもんね。

ところが、内部編成が変わって担当の局が廃止になって以降、
その資料の続編は作られていない、んだそうな。
最終版は、1985年だったんだと。

あ-、ねー。80年代半ばね。

私ごときが調べたらタイトルがわかった、というくらいなので、
現在でも持っているヒトは参考にしている良い書類なのだが
こういう「税金」で作った有用な資料、
自治体のサイトで探そうにも、何の手がかりも無い。
廃止された部局が現在の何になるか?今の管轄は?
そもそもそういう資料があったことさえ、見当たらない。

えっとー。
この場合も、例の官庁と同じような話でして、
まったく進歩しなかった以上に、抹消に近い扱い。

それ、退化と放棄を自分で認めているようなもんじゃん?

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じゃあ、こういう教育だの資料の配布だの現行でやってる
法人や協会があるべなー、となるわけですが、
ありますよ確かにありますが。

まあ、「例の官庁」からの天下りで悪名高い協会ですがね。

そして不思議(?)なことに、これまた「例の財界団体」のトップが
歴代会長だったりするあたりも、何をか言わんや。

いいすよ、雇用側と規制側、呉越同舟の自主管理を名乗るならね。

でもそんなに素直に飲み込むほど○○じゃないよ、俺。
ここまで来ると、お手盛り感が痛いほど放出されているんだもの、
民営化自主管理の御旗のもとに骨抜いて飼い慣らして御用なんとか。

いやぁ、行き止まり感もここまで来ると見事ですよね。

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もう言わずもがななんだけれど、いちおう。

 「大きな政府/強い政府」が必要なんではない、
 ただただ、「きちんと仕事する政府」でいてくれ。

 「自分が儲からなければやらない」のが民間、それは当然。
 #相当の覚悟と倫理観・たとえば宗教観が無いと
  その呪縛からは逃げられないぞ(exプロ倫的な)。
 だから「儲かるようにして/されてしまう」のだから、
 好き勝手放題にさせるのは、阿呆の所業だ。

ここんところ、常々ひっかかるのはこんなことばかりだが、
まさか仕事でお目にかかるとは思わなんだよ。

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